ストックオプション（stock option）

　自社株をあらかじめ決められた価格（行使価格）で買える権利。

　従業員や経営者も株主と同様に株式の値上がり益を享受するための制度で、米国企業では数多く採用されている。行使価格は発行時の時価程度で、３〜４年間の権利行使禁止期間が決められているのが通例。日本では１９９５年秋の新規事業法改正により、同法の認定を受けた株式非公開企業に限り認められた。上場企業ではワラント債を発行、ワラント部分を買い戻して報酬として役員や従業員に与えたり、オーナーの保有株を現物支給するなどの「疑似ストックオプション」を採用したりする企業が増えていたが、商法改正によって企業は９７年６月から新しい報酬制度として役員や従業員向けにストックオプションを導入できるようになった。

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　⇒　事業部制