Subject   : PERT(Program Evaluation and Review Technique)

カテゴリー : ビジネス


 PERT(Program Evaluation and Review Technique)
PERTとは、プロジェクトマネジメントの手法の一つで、各工程の依存関係を図示して所要期間を見積もったり、重要な工程を見極めたりする手法。1950年代に米海軍で弾道ミサイル開発プロジェクトのために考案された手法である。

PERTでは各工程を依存関係(前の工程が終わらないと、次の工程が始められない)に従って矢印で繋いでいき、それぞれの工程には所要時間を記入していく。出来上がったネットワーク図(アローダイアグラム、PERT図とも呼ばれる)にはプロジェクト開始から終了まで通常いくつかの経路が現れる。経路をたどって各工程の所要時間を足し合わせていくとその経路の所要時間が求められ、その中で最大のものがプロジェクト全体の工期の見積りとなる。

所要時間が最大となる経路に存在する工程はどれか一つでも遅れると全体が遅延するため、重要な工程のみが集まった「クリティカルパス」(critical path)と呼ばれる。全体の工期を短縮するにはクリティカルパスを短縮しなければならないため、どの工程に資源を集中するかを分析することができる。その際、ある工程の所要時間が変化すると、これまでとは別の経路がクリティカルパスになる場合があるため、PERT図の作成と分析はプロジェクト進行中に何度も繰り返し行なうことが重要となる。

● アローダイアグラム(arrow diagram)
アローダイアグラムとは、ネットワーク図の一種で、複数の要素の間を、それらの関係を意味する矢印で結んだ図。特に、プロジェクトマネジメントの分野で、プロジェクトを構成する各工程の前後関係を矢印で結んで表した図。そのような図によって工程管理を行なう手法をPERTと呼ぶことから、PERT図(パート図)とも呼ばれる。

工程管理に用いられるアローダイアグラムでは、各工程を依存関係(前の工程が終わらないと、次の工程が始められない)に従って矢印で繋いでいき、それぞれの工程には所要時間を記入していく。図上にはプロジェクト開始から終了まで通常いくつかの経路が現れ、経路をたどって各工程の所要時間を足し合わせていくと、それぞれの経路の所要時間が求められる。その中で所要時間が最大の経路をクリティカルパスと呼び、その長さがプロジェクト全体の工期の見積りとなる

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