Subject : APS-C、APS-H
カテゴリー : テレビ・ビデオ
APS(Advance Photo System)
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2000年ころコンパクトカメラとして流行ったカメラ。
APSでは通常の35mmフィルムよりも一回り小さなフィルムを使用しており、
このうちAPS-Cサイズは横23.4mm×縦16.7mm。
デジタルカメラのカタログスペック等に「APS-Cサイズ」「APS-C相当」といった記述が見られるが、デジタルカメラで使われている撮像素子(CCDやCMOSなど)の大きさが、APS-Cフィルムのサイズとほぼ等しいことを意味している。
実際にはイコールではなく、例えばキヤノンEOS 30Dのものは22.5mm×15mmである。
このため実撮影画角は、35mmフィルム用の焦点距離の表記を1.5〜1.6倍したレンズとほぼ同じ画角になる。言い替えれば、同じレンズを使用しても焦点距離は35mmフィルムの焦点距離より1.5〜1.6倍程度長くなる。
この特徴は、望遠撮影には有利となる一方、広角には不利となる。
既に35mmフィルムに合わせたレンズ群が充実しており、これを流用できることもデジタル一眼レフカメラの大きなメリットである。35mmフィルム用に設計されたレンズ、あるいは一部のみを変えて互換性を持たせたレンズを用いる限り、その仕様に縛られて大幅な小型化は望めない。
- ● APS-H
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APS-Hサイズは、デジタルカメラの固体撮像素子(イメージセンサーとも)のサイズ規格の通称。 その横幅がAPSカメラシステムのHタイプ(30.2×16.7mm、アスペクト16:9)フォーマットに近いことから名付けられた。これがデジタル一眼レフカメラでは、アスペクトが3:2になり、サイズは28.8×19.2mm、画角比1.25倍が採用されている。最新の機種では若干小さくなり、28.1×18.7mm、画角比1.28倍となっている。
このため実撮影画角は、35mmフィルム用の焦点距離の表記を約1.3倍したレンズとほぼ同じ画角になる。言い替えれば、同じレンズを使用しても35mmフィルムの焦点距離より約1.3倍長くなる。
この特徴は、望遠撮影には有利となる一方、広角には不利となる。
例えば18mmレンズを使っても23mm相当にしかならないため、画角不足に陥る可能性がある。
APS-Cサイズよりも素子が大きいことから、画質面では有利である。
このため、ハイエンドのデジタル一眼レフカメラで採用されている。
「EOS-1D Mark IV」は、同社が2007年5月に発売した「EOS-1D Mark III」の後継機種として開発。搭載センサーを、約1,010万画素の APS-H サイズ CMOS センサーから約1,610万画素の APS-H サイズ CMOS センサーへスペックアップされている。
35mmフルサイズ - 撮像素子35mm×24mm(アスペクト比3:2)
APS-Cサイズ - 撮像素子23.4mm×16.7mm(アスペクト比3:2)
APS-Hサイズ - 撮像素子28.1×18.7mm(アスペクト比16:9)
⇒
撮像素子(CCD,CMOS)の大きさ
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