Subject  : 斧足類(二枚貝類)(Bivalves)

カテゴリー : 地球科学 


 斧足類(二枚貝類)(Bivalves)
 おのあ類(ふそく類とも読む)。二枚の石灰質の殻をもつ水性の軟体動物。カンブリア紀に出現して以来現在まで非常に多くの種類が知られ、これらの分布は極地方から熱帯地方までのあらゆる地域にわたっている。  二枚貝の生物体は、右殻、左殻と呼ばれているそれぞれの殻に付着していて、成長につれて、原殻を中心にして前後と腹縁部方向に向かって同心円状の成長線が形成される。殻の外形は円形、卵形、楕円形、方形、三角形、扇形などいろいろであるが、ふくらみ、表面彫刻、外形などが左右の殻で著しく違っているものも少なくない。  二枚貝類は幼生時代には浮遊生活を送る。その後、底性生活に移るもの(アサリその他)、付着生活を送り、その後底性生活に入るもの(ホタテガイその他)、付着生活を一生続けるもの(マガキその他)などがある。他の無脊椎動物に比べて生息密度が極めて高くなっているのが普通である。このため、二枚貝類は化石として地層中に保存される割合も極めて高く、浅海性動物化石としての古生物学的な価値は非常に高いものとなっている

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 ⇒ 地質年代表

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