Subject : 大陸地殻の生成
カテゴリー : 地球科学 >
大陸地殻の生成
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大陸地殻は上部を占める花崗岩層と下部を占める玄武岩層からでき ていると習いますが,大陸地殻がどのようにして形成されたかは,まだはっき りとは解明されていません.また,花崗岩層の平均組成は「花崗岩」というよ りは安山岩(あるいは閃緑岩)に近いものです.
大陸地殻の大半を占める安定地塊は始生代などの古い時代に形成されたもの です.始生代の地球の温度構造は現在とは大きく異なっており,地下増温率も 現在よりは高かったと考えられています.そこでは海洋プレートの沈み込むに よって,直接,安山岩質のマグマができる可能性や,沈み込む海洋プレート (玄武岩)自身が融解して,安山岩やデイサイト(安山岩と流紋岩の中間的な もの)マグマができる可能性などが指摘されています.
大陸地殻は花崗岩、海洋地殻は玄武岩が主成分です。前者はマグマがゆっくり(15万年くらい)かけて冷えていったときに生成され、玄武岩はマグマが急激に冷えて固まったときに生成されます。
カリウムとアルミニウムが多く、マグネシウムが少ないマグマが地下に溜まっていきますが、比重が小さいので、岩の裂け目などから地表に流れ出していきます。これが固まったものが玄武岩となりました。
マントルから、マグマが地上に出てくるところは3種類あり、日本のようなプレートの落ち込み間際にある孤状列島、ハワイのようなプレートを突き破って出てくるホットスポット、プレートの生成源で海の中にある海嶺です(アイスランドでは地表に出ています)。
火山活動が活発なときにはマグマから二酸化炭素が放出されるために、平均気温が高くなります。
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地質年代表
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