Subject  : マッデン・ジュリアン振動(MJO)

カテゴリー : 地球科学 > 気象


 マッデン・ジュリアン振動(MJO)
 マッデン・ジュリアン振動(Madden Julian Oscillation:MJO)とは、熱帯赤道域上空で対流活動が活発な領域(大気循環場)が約1〜2か月かけて東に進んでいく現象で、大気振動のひとつである。その周期は30-60日程度で、「振動」のように繰り返し発生している。「30-60日振動」や「赤道季節内変動」とも呼ばれる。

実際の天候としては、インド洋西部から太平洋西部にかけての熱帯域における降雨パターンの変化として現れる。この地域では普段から積乱雲(雷雨)が多発しているが、それは上空の大気の状態に左右されている。典型的なパターンでは、インド洋西部で「平年より雨の多い湿った領域」と「平年より雨の少ない乾いた領域」が対になって出現し、ゆっくりと30-60日程度かけて東に移動していき、太平洋西部に達すると消散する(対流活動の弱い太平洋東部では現れない)と同時に、再びインド洋西部で2つの領域が出現するという推移をたどることが多い。まれに、太平洋東部で消散せずに大西洋を越えて地球を一周することがある。

<出典:Wikipedia>

■ 
 

  ⇒ 気象庁が発表する注意報と警報

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]