Subject  : 気象庁が発表する注意報と警報

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 気象庁が発表する注意報と警報
注意報 は、例えば 大雨などによって、災害が起るおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。 警報は、 重大な災害の起るおそれのある旨を警告して行う予報です。

注意報 は、気象、地面現象、津波、高潮、波浪、浸水、洪水の注意報がある。気象注意報には風雪、強風、大雨、大雪、雷、乾燥、濃霧、霜、なだれ、低温、着雪、着氷、融雪の注意報がある。 地方気象台などが、府県予報区を一次細分区域、または二次細分区域に分けて定められた基準をもとに発表する。 ただし、津波注意報は気象庁本庁、管区気象台及び沖縄気象台が全国を66に区分した津波予報区に対して発表する。 また、地面現象注意報と浸水注意報はその注意報事項を気象注意報に含めて発表する。

注意報 メモ
地面現象 大雨、大雪などによる山崩れ、地すべりなどによって、災害が起こるおそれがある場合にその旨を注意して行う予報。土石流、がけ崩れも含む。
高潮 台風などによる海面の異常上昇の有無および程度について、一般の注意を喚起するために行う予報
波浪 風浪、うねりなどによって、災害が起こるおそれがある場合
浸水 浸水によって、災害が起こるおそれがある場合。 原則として気象注意報に含めて行う
洪水 洪水によって、災害が起こるおそれがある場合。 河川の増水のために、河川の堤防、ダムが損傷を受けることなど(破堤、溢水を含む)による浸水
風雪 平均風速がおおむね10m/sを超え、雪を伴う場合(地方により基準値が異なる)。
強風 平均風速がおおむね10m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)。
大雨 大雨が原因となる地面現象によって、災害の起こるおそれがある場合、または大雨が原因となる浸水によって、災害の起こるおそれがある場合
大雪 大雪によって、災害が起こるおそれがある場合
落雷または雷に伴うひょう、突風などによる災害が予想される場合。
乾燥 空気が乾燥し、火災の危険が大きいと予想される場合
濃霧 濃霧のため、交通機関に著しい障害が起こると予想される場合
早霜、晩霜などによって、農作物に著しい被害が予想される場合
低温 低温のため農作物などに著しい被害が予想される場合。冬季の水道管の凍結・破裂による著しい被害が予想される場合
着雪、着氷 着雪または着氷が著しく、通信線や送電線などに被害が起こるおそれがある場合。北海道では、着氷注意報を「船体着氷」を指して行うことが多い。
融雪 融雪によって、災害が起こるおそれがある場合
なだれ なだれによって、災害が起こるおそれがある場合
津波 高いところで0.5m程度の津波が予想される場合に、該当する津波予報区に対して発表する。


警報は、 重大な災害の起るおそれのある旨を警告して行う予報。 気象、地面現象、津波、高潮、波浪、浸水、洪水の警報がある。気象警報には暴風、暴風雪、大雨、大雪の警報がある。

 気象庁は、土砂災害の危険性が過去数年で最も高くなったときなど、特に警戒が必要な内容を警報に追加した場合には、警報に「重要変更」を付して、より一層の警戒を呼びかけます。その場合、警報の発表文中に「重要変更!○○市付近では過去数年で最も土砂災害の危険性が高まっています。」などと、特に警戒が必要な地域と、「災害の危険性が過去数年間で最も高い」というキーワードを使って重要な警戒事項を明記することにしています。

 ⇒ 防災対策の知識

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