Subject   : スラブ内地震(海側のプレート内地震)

カテゴリー  : その他  


 スラブ内地震(海側のプレート内地震)
 海側のプレートは陸側のプレートの下に沈み込んでいますが、沈み込むプレートをスラブといい、スラブ内で発生する地震をスラブ内地震と呼びます。また、スラブは海溝やトラフ付近で浅く、陸側に向かって深くなります。プレート内(スラブ内)地震は時としてマグニチュード8程度以上の巨大地震であることがあります。

海溝の外側には海洋底より数百m高い緩やかに盛り上がった隆起帯が存在します。この隆起帯をアウターライズといい、アウターライズを震源域とする地震をアウターライズ地震と呼んでいます。 アウターライズ地震もスラブ内地震に属します。。

スラブ内の浅い地震としては、1933年(昭和8年)の三陸地震津波(M8.1)があり、震源域が浅いために大津波が発生しました。深い地震としては、1993年(平成5年)の釧路沖地震(M7.8)があり、深さは約100kmです。

海側のプレートおよび陸側のプレート内で発生する地震を合わせてプレート内地震と呼ぶことがあります。 この分類によると、活断層による地震は陸側のプレート内地震、スラブ内地震は海側のプレート内地震に分類されます。

 
  ⇒ マグニチュードと震度
  ⇒ プレートテクトニクス(plate tectonics)

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