Subject  : 直線回帰式 y=ax+b を求める

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 直線回帰式 y=ax+b を求める
直線回帰式 y=ax+b を求めるには、以下の関数を使うと便利です。
回帰直線の傾きを求める(SLOPE)
回帰直線のy切片を求める(INTERCEPT)
直線y=ax+bのyの値を求める(TREND)
回帰直線上でxに対応するyを求める(FORECAST)
回帰直線のr2を求める(RSQ)

y=ax^b(b乗)のaとbを求めたいときは、両辺のlogをとってlog(y)=log(a)+log(x)b とし、log(x)とlog(y)でプロットすれば切片がlog(a)で、傾きがbになります。 x, yの列から、ln(x), ln(y)の列を作成し、EXP(INTERCEPT(ln(y)の範囲,ln(x)の範囲)) によりaを求めることができます。bはslopeで求まります。


A B C D
1 20 12 SLOPE(B1:B4,A1:A4) 0.50608
1 30 15 INTERCEPT(B1:B4,A1:A4) 0.895498
1 45 23


1 56 30



■ SLOPE
xとy値の範囲により、回帰直線を作成し、この直線の傾きaを求めます。
書式:SLOPE(y値の範囲,x値の範囲)
上表のように、A列がxの値、B列がyの値とすると、 =SLOPE(B1:B4,A1:A4)

■ INTERCEPT
xとy値の範囲により、線形回帰直線の切片の値bを算出します。
書式:INTERCEPT(y値の範囲,x値の範囲)
上の表のような場合、
=INTERCEPT(B1:B4,A1:A4)では既知のyにB1:B4のセル範囲を参照し既知のxにA1:A4のセル範囲を 参照しています。yの参照範囲が先にきますので、間違わないようにしてください。
引数に文字列、論理値、空白セルを含んでいる場合、それらは無視されます。
引数に数値が全く含まれていない場合、エラー値#DIV/0!が返されます。
既知のyと既知のxのデータの個数が異なる場合はエラー値#N/Aが返されます。

■ TREND
xとy値の範囲により、回帰直線を作成し、この直線をもとに新しいxの値より、新しいyの値を予測します。  定数は、直線回帰式においてb(y切片)を0にするか、しないかを決めます。
bを0にする場合、FALSE bを0にしない場合(省略時)、TRUE  すなわちxとy値の範囲により作成する回帰直線を、原点(xyともに0)を通る回帰直線にする場合、と原点を通さない場合の違いです。
書式:TREND(y値の範囲,x値の範囲,新しいxの値,定数)

■ FORECAST
xとy値の範囲により、回帰直線を作成し、この直線をもとに新しいxの値より、新しいyの値を予測します。  定数は、直線回帰式においてb(y切片)を0にするか、しないかを決めます。
書式:FORECAST(xの値,y値の範囲,x値の範囲)

■ RSQ
xとy値の範囲により回帰直線を計算し、r2(ピアソンの積率相関係数を二乗した値)を求めます。  この値をもとに、xの分散に起因するyの分散の比率を評価することができます。
書式:RSQ(y値の範囲,x値の範囲)

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