Subject   : ヨセフ(Joseph)とイスラエル12部族

カテゴリー  : 人文 > 旧約聖書の創世記 


 ヨセフ(Joseph)
 イスラエル(ヤコブ)には4人の妻と12人の息子がいた。その息子たちがイスラエル12部族の祖となった。息子たちの中で、彼は末っ子のヨセフをかわいがった。兄たちはヨセフをねたみ、奴隷商人に売り飛ばした。ヨセフはエジプトでファラオの侍従長の奴隷となった。ヨセフは侍従長に気に入られたが、侍従長の妻の誘惑を拒否したため、無実の罪で投獄された。2年後のある日、ファラオは「七頭の痩せた牛が、七頭の肥えた牛を飲み込む」という夢を見た。その夢の謎をヨセフが解き明かした。

「今から7年間エジプトは豊作だが、その後7年間は飢饉が続く。豊作の間に飢饉に備えよ」。ファラオは感心し、ヨセフを宰相に任命した。予言通り、飢饉がすべての国を襲ったが、エジプトには豊富に穀物があり、世界中から買いに来た。その中にヨセフの兄たちもいた。ファラオは、一族を呼び寄せるように勧め、一族はそろってエジプトに移住した。

 その後イスラエルの子孫達は、エジプトで奴隷にされ、400年後モーゼに率いられてエジプトを脱出する。
 イスラエル12部族
アブラハムの息子イサクには、エサウとヤコブという双子の息子が生まれ、ヤコブには12人の息子が生まれた。このヤコブが後に「イスラエル」と改名し、その12人の息子たちは「イスラエル12支族」の基礎となったのである。 ヤコブの12人の息子は4人の母から生まれた。生まれた順にルベン、シメオン、レビ、ユダ、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル、イッサカル、ゼブルン、ヨセフ、ベニヤミンと名付けられた。父ヤコブの死後、それぞれ皆一族の長となり、ルベン族、シメオン族、レビ族……という支族が誕生したのである。

ただし、レビ族だけは祭祀を司る専門職であるため、通常、イスラエル12支族には数えない。レビ族だけを抜いて数える場合、11男ヨセフの2人の息子であるマナセとエフライムを独立させ、それぞれマナセ族、エフライム族とし、“12支族”の数を満たす。


 ⇒ 天地創造

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