Subject   : オシリス神

カテゴリー  : 人文 >  


 オシリス神 
 古代エジプトで、死後の世界を支配するとされた神。

 古代エジプトの多神教の中の主要な神で、死後の世界を支配するとされた。オシリス神の妻がイシス神でその間に生まれたのがホルス神。イシスはオシリスが冥界の神となってしまったので、その代わりにホルスを現世のエジプトの王にしようとし、太陽神ラーをだまして絶対権力を我が子に授けさせたという。

● 古代エジプトの神々
 エジプトに,オシリス(長男)、イシス(長女)、セト(次男)、ネフティス(次女)とう4人の兄弟がいました. オシリスとイシス、そしてセトとネフティスが結婚をし、長男であるオシリスが王となり、エジプトを統治しました. 弟のセトは、嫉妬して兄オシリスへの憎悪を募らせていました.そんな時、セトの妻ネフティスがオシリスと浮気をしてしまい,これを目撃したセトは怒り,オシリスを殺そうと企てました. オシリス体の寸法で造らせた美しい箱を披露し,この箱にぴったり合う方に差し上げますとして,皆の試させた後に入ったオシリスを箱に閉じ込め,ナイルに投げ込んでしまいました.このクーデターによって,セトは王の座につきました.セトはオシリスの体を14にバラバラに切断して,違う場所にばらまきいました. オシリスの妻イシスは,魔法を使って体さえあれば死者を復活できるので,バラバラになったオシリスの体を集めましたが,どうしても生殖器だけが見つかりませんでした.しかたなく仮の物で代用して,オシリスとネフティスの浮気でできた息子アヌビスが,オシリスの体を包帯にくるみました. そしてイシスが魔法の呪文を唱えるとオシリスが復活しました.しかし、偽の物が混じっていたために,不完全に復活したオシリスは,死者の世界の神として生きるとになりました. そして,イシスはオシリスとの子“ホルス”を産みます.ホルスは幾度となくセトから嫌がらせを受け,その度に死にかけましたが立派な青年に成長し,そして父オシリスの仇を討つため、ホルスとセトの長い戦いが始まりました.
 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧へ戻る]  [HOMEへ戻る]