Subject   :KVS (キーバリューストア)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 KVS (Key-Value Store )
KVSとは、データの保存・管理手法の一つで、任意の保存したいデータ(値:value)に対し、対応する一意の標識(key)を設定し、これらをペアで保存する方式。また、そのような機能を提供するシステムやソフトウェアのこと。特に、複数のサーバや記憶装置などに分散してデータを保存できる機能を持ったものは「分散KVS」(distributed KVS)と呼ばれる。

KVSでは保存したいデータに他のデータと識別するための文字列や数値(キーと呼ばれる)を割り当て、データとセットで記憶装置などに保管する。データの読み出し時には、予め設定したキーを指定すると、対応したデータを取り出すことができる。保存できるデータの種類はソフトウェアによって異なるが、文字列に対応しているものが多く、複雑なデータ形式を扱う場合は一定の手順で文字列に変換して利用することが多い。

KVSは様々なプログラミング言語で連想配列、ハッシュ、辞書などと呼ばれるデータ型の仕組みをデータ管理システムに応用したもので、伝統的なリレーショナルデータベース(RDB)に代わるデータ管理システム(NoSQLと総称される)の一つとして注目されている

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