Subject   :コミュニティクラウド(community cloud)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 コミュニティクラウド(community cloud)
コミュニティクラウドとは、特定の複数の事業者などが共同で所有あるいは運用するクラウドコンピューティング環境。業種や事業内容など何らかの側面が共通する複数の企業や組織が共同でデータセンターなどを運用し、各組織から通信ネットワークを通じて利用するクラウド基盤を意味する。

各組織が自ら所有・運用する「プライベートクラウド」(private cloud)に比べ、機材や人員の共用化などによるコスト削減や稼働率の平準化を進めることができる。専門の事業者などが不特定多数の顧客や利用者に提供する「パブリッククラウド」(public cloud)に比べ、セキュリティなどの基準を業界・業態の事情に合わせて設定しやすく、クラウド事業者に依存するリスクを軽減できる。また、同業種の場合はクラウド基盤上に構築される情報システムの一部を共同開発したり共用化できる場合もある。

これまでも地方銀行や自治体、大学などが情報システムの共同利用センターなどを利用する例があり、コミュニティクラウドはこうした企業・組織がクラウドコンピューティングを導入する際の有力な選択肢となっている。

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 ⇒ クラウドコンピューティング(cloud computing)

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