Subject   :クイックマイグレーション(quick migration)

カテゴリー  : 情報産業・技術  


 クイックマイグレーション(quick migration)
クイックマイグレーションとは、ある仮想マシンで稼働しているOSやソフトウェアを一時停止させ、丸ごと別の物理コンピュータに移動して再開すること。また、仮想マシンモニタなどが持つそのような機能。ハードウェアのメンテナンスや部品の交換が必要になったときサービスを停止させずに対応することができる。

ある物理コンピュータで稼働中の仮想マシンを稼動状態のまま一時的に停止し、そのメモリイメージをストレージ(外部記憶装置)などを経由して別の物理コンピュータに移し、移動先のコンピュータで稼働を再開する。OSのシャットダウンや再起動などは行わず、ソフトウェアの実行状態は引き継がれる。メモリイメージの転送にかかる時間だけ仮想マシンは停止し、これには数十秒から数分かかることが多い。

これに対し、仮想マシンを停止状態にせず、ミリ秒単位の切り替え時間で別のコンピュータへ移行する方式のことをライブマイグレーション(live migration)という。

● コールドマイグレーション(cold migration)


 ⇒ クラウドコンピューティング(cloud computing)

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