selectオブジェクトは、コンボボックスのようなドロップダウン式のリストボックスを表示するオブジェクトです。
selectオブジェクトの例でいえば、必ずしもコンボボックスのような外観で表示されるという保証がどこかにあるわけではなく、単純なリストボックス形式で表示される場合もあります。
通常、このオブジェクトは複数の選択肢の中から１つだけ値を選択する用途に利用されますが、任意の数の値を選択することも可能で、そのような場合には、SELECT オブジェクトの HTML タグの中に MULTIPLEオプションを設定しておきます。
項目として設定される値は、SELECTオブジェクト内部のOPTIONオブジェクトとして管理されており、これらの値は SELECT オブジェクトのプロパティである OPTIONS を利用して OPTION オブジェクトの配列として参照することが可能です。この場合の参照方法は以下のようになります。
selectName.options[index].property
<SELECT
NAME = "selector name"
[SIZE = "integer value"]
[MULTIPLE]
[onBlur = "JavaScriptコードをここに書く"]
[onChange = "JavaScriptコードをここに書く"]
[onFocus = "JavaScriptコードをここに書く"]>
<OPTION [SELECTED]<オプションの値として表示される文字列
[<OPTION>さらに別のオプションの値]
</SELECT>
select オブジェクトのプロパティとその機能
| プロパティ | 機能 |
|---|---|
| length | selectオブジェクトに含まれるオプション値の数 |
| name | name属性で指定されている要素名を参照する |
| options | 選択可能な値を格納しているOPTIONSオブジェクトの配列 |
| selectedIndex | 選択されている項目のインデックス。この値を利用してoptions配列にアクセスすると、現在選択されている値を確認することができる。 |
selectoptionオブジェクトのプロパティ
| メソッド | 機能 |
|---|---|
| defaultSelected | 初期状態で選択される項目では真になります |
| index | selectオブジェクト中での順序を示します |
| text | 項目として表示されている文字列を示します |
| value | この項目を含む FORM が SUBMIT されたときにこのSELECTオブジェクトの値としてCGIに送られる文字列が含まれます。 |