Subject : 階調再現

カテゴリー: 趣味> カメラ・写真


 階調再現
階調とは白から黒までのグラデーション(白黒だけではありませんが)を どれくらい滑らかに再現して記録できるかが重要になります。 銀塩写真のほうが階調の再現性に関しては上回っており、きれいな グラデーションを再現できます。デジタルカメラでは表現できる階調の ステップが256階調と決まっており、銀塩写真よりも狭い範囲でしか表現 できません。しかし最近のデジタルカメラは、表現できる階調幅は同じでも、 カメラが最適な階調再現になるように画像を写してくれます。
また、再現できる輝度にも差があります。銀塩写真では幅広く白から黒までを 再現できたのに対して、デジタルカメラではそれよりも狭い範囲でしか 表現することができません。 再現できる範囲を超えてしまったものは、たとえ実物に階調があったとしても 、真っ白(白とび)や真っ黒(黒く潰れる)で表現されてしまいます。
美しく階調表現ができる部分を自分が表現したい部分にうまくその範囲を ずらしてあげればきれいな写真が撮れます。 階調表現ができる部分をずらすことを“露出補正”といいます。 写真の露出、明るさを変えることで、再現する範囲を変えることができます。 黒くつぶれそうな場合はプラス(+)に、白く飛びそうな場合はマイナス(-)に 補正します。ただし、やり過ぎないようにね。(何段階か撮っておくことを お薦めします)

● ラチチュード(許容範囲)
再現できる階調の幅を“ラチチュード(許容範囲)”といい、 このラチチュードは、フィルムの性能を表現する場合や、 デジタルカメラの性能を表現する場合に使用されます。 デジカメは銀塩写真に比べラチチュードが狭い。 もちろんラチチュードは広ければ広いほど自然な描写をしてくれます。
明暗差が激しい被写体ではコントラストが高くなり、明るいところは白く飛んだり、暗いところは黒く潰れたりする。

 ⇒ デジタルカメラ選定のポイント

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