Subject  : 料理・レシピ写真の撮り方

カテゴリー: 趣味 > カメラ・写真


 料理・レシピ写真の撮り方
 美味しそうな料理写真を撮るには、構図とライティングが基本になります。

慣れてきたら、質感を出せるように工夫しましょう。料理写真の“美味しさ” を ポイントに表現する時によく使う言葉に、「シズル感」があるそうです。 「“SIZZLE” とはアメリカの俗語で、ステーキなどを焼く時に出る“ジュージュー”と いう油がはぜる音の事」だそうです。ジュッ、という音さえ聞こえてきそうな迫力。 丼の熱が伝わってくるような、そんな写真を撮りたいものです。
“その料理らしさ”とは例えばサラダだったら、「透明感あるドレッシングで爽やかに光沢のある素材の表情」だったりします。ですから見た印象の「爽やかに光沢のある素材の表情」が一番でるようにライティングをします。テカリを出すことではなく、料理の「質感」を出すこと。 テカっているから美味しそうではなく、「質感」がでているから美味しそうなのです。

○ 構図の基本
 斜めから撮るのが基本ですが、立体的な料理の場合は、ローアングルで撮ります。 また、料理の特徴やシズル感を出すには、マクロモード を使って料理に思いっきり近づきましょう。

○ ライティング
野菜やお刺身などの場合は、質感を際立たせるために、素材表面のハイライト(光の反射)を意識すると、 美味しそうな写真になります。 お刺身は、発色の良さと脂の乗り具合をいかに見せるかが肝心です。 (1)出来るだけ窓辺の明るいところで撮る。
(2)その時の配置は斜め左前(右前でも良い)45°位のところに窓がくるように料理をテーブルに置く。
(3)カメラ側に白い紙などを置いて光を補う。(レフ板)

「立体感」「質感」は、半逆光にして影を手前側に出すことで強調され 暗すぎる影は反射板(白い紙など)で光を補うことで柔らかくする。
 朝、日中など窓辺の外光を使う場合、室内灯(白熱灯)もつけると、温みが加わりいっそう美味しそうに写ることもあります。また外光は、時間や場所によって刻一刻と変化しますので、カメラ側の光源設定を“太陽光”“曇天光”などに変えてみるのも、デジタルカメラならではの手法です。夜間でも白熱灯と蛍光灯をミックスさせたり、いろいろ試してみてください。窓にしても電灯にしても照明は明るくて大きい方がきれいに撮れますが、晴れた日、窓辺の直射日光はそのままではコントラストが強すぎます。障子やレースのカーテン越しで使うなど工夫が必要です。
カメラ内臓ストロボは、被写体前面・カメラ側の明るさを補うための装置です。しかし料理の場合、カメラとの距離が近いため、このストロボを使うと前面が明るくなりすぎ、結果として順光の即物的でシズル感が乏しい写真になりやすいので使わない方が良いようです。

○ その他の工夫
・ ホワイトバランスに注意しましょう。
・ 手ブレしないように、両肘をついて撮影するとか、ミニ三脚を使いましょう。

■ 参考サイト

 ⇒ ホワイトバランス

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