Subject : メモリ(メモリモジュール)
カテゴリー: パソコン> 周辺機器
メモリ(メモリモジュール)
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メモリとは、「Memory(メモリー)」の事で、つまり「記憶」という意味です。
パソコンでは、使用するデータを電気的に保存して置く場所を作って、そこと
データのやり取りをする、つまり、データを電気的・一時的に保存しておく
場所を「メモリ」と呼びます。ハードディスクやフロッピーのようにデータを
物理的に保存する場所をストレージとよんだりします。
メモリは、その容量(記憶量)がたくさんあればあるほど、たくさんのソフトを
まとめて動かしたり、大容量のソフトを速く安定して動かす事が出来ます。
メモリ容量の残りが少なくなるとメモリ不足でコンピューターが不安定に
なったり、ハードディスクとデータのやり取りをする「スワップ」が行われ
動作が急に遅くなったりします。
マザーボードによってどのメモリが使えるかが決まっていて、種類が違って
いると使えないので注意して下さい。
- ● SD RAM
- 最も一般的なメモリです。
普通に「メモリ」と言ったらコレで、値段が他の種類に比べて安いので、
大容量のものが変えますが、パソコンによっては使える上限がありますので
ご注意ください。
- ● DDR SD RAM
- 「DDR」とは「ダブル・データ・レート」の略で、コンピュータ内で
各回路間の同期を取るためのクロック信号の立ち上がり時と立ち下がり時の
両方でデータの読み書きが行なえるようにしたものです。
データの送受信量が2倍になったメモリです。
従来の SDRAM より高速で、高性能なパソコンの能力を十分に
引き出すのことができるため、今後の主流になりつつあります。
- ● DRD RAM(RD RAM)
- Pentium4 のために開発されたメモリで、高速な
FSB(フロント・サイド・バス)
に対応し、独自の
技術によって処理速度が高められています。
しかし値段が高く、使えるマザーボードも少ないです。
(最近は Pentium 4 でも DDR メモリが使用可能になっています)
メモリモジュールの形状
- メモリの形状の種類には、主に「SIMM」、「DIMM」、「RIMM」の3つがあります。
DIMM は最近の一般のメモリです。
SIMM は一昔前のメモリで、DIMM より取り付け部のピンの数が少なくて、普通2枚1組みで使用する必要があり、大きさも DIMM より一回り小さいです。
RIMM は Pentium4 で使う、最新の RD RAM の形状です。
メモリのクロック数
- 「PC-100」とか「PC-133」とか書いてある場合、PC-100 は 100Mhz で動作し、
PC-133 は 133Mhz でより早く動作します。ただこのクロック数は、マザー
ボードの FSB と合わせなければなりません。メモリが早い場合は問題ありませんが、
性能は発揮できません。
DDR のメモリはクロック数の表記が通常と異なっています。
「PC1600」とか「PC2100」などがありますが、前者は FSB 100 用、「PC2100」が
FSB 133 用です。(動作周波数が200MHz(DDR200)のメモリを
帯域幅(転送速度)が1.6GB/秒なので、PC1600と呼ばれています)
商品側の方で、データ転送量が2倍という事で、例えば FSB 100 対応のメモリは「200」、
FSB 133 対応のメモリは「266」という数字が商品名に付けられている場合が多いので、
対応表などで確認した方がいいです。
DDRメモリの表記 |
動作周波数 |
ベースFSB |
DDR 1600 (DDR200) |
200(MHz) |
100 |
DDR 2100 (DDR266) |
266(MHz) |
133 |
DDR 2700 (DDR333) |
166(MHz) |
100 |
DDR 3000 (DDR370) |
370(MHz) |
185 |
DDR 3200 (DDR400) |
400(MHz) |
200 |
メモリモジュールの用語
- その他メモリを購入する時に知っていた方がいい用語です。
- ● CL(カスレイテンシー:Column address strobe Latency)
- メモリへの読み書き命令を出してから使われるまでのクロック数。
例えば「CL=2」「CL=3」のように書いてあるメモリがあったら、
数値が小さいものほど高速に読み書きができる。
ただし、メモリスロットに何枚もメモリをさすときは、CLのクロックを
全てのメモリでそろえる必要があります。
- ● ECC (イーシーシー:Error Correcting Code)
- 検出したデータの異常を自動的に訂正する機能です。
パリティ機能がシステムを停止させるのに対し、
ECCはデータの異常を訂正しつつ、作業を継続できますが、高価に
なりますので、通常はなくても大丈夫です。
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