Subject : 組織学
カテゴリー: 医学
組織学
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組織学とは、
生物組織の構造と相互関係を研究する学問をいう。組織は細胞と細胞間物質によって構成されるので、組織学の対象も必然的に細胞のレベルまで下がるが、細胞学が細胞の内部構造や機能の研究に重点を置くのに対して、組織学はむしろ細胞集団としての組織を扱い、また組織によって成り立つ器官の研究も重要なテーマである。
方法としては光学顕微鏡による組織切片の観察が現在においてももっとも基本的であるが、近年の透過型および走査型電子顕微鏡の発達は、組織学の大きな発展をもたらしつつある。またオートラジオグラフィー、免疫組織化学などを含む組織化学の技術も、主として組織内の特定の生体物質の分布を調べるのに有効な方法である。生きたままの組織を観察するためには位相差顕微鏡や微分干渉顕微鏡が用いられる。歴史的にみると、組織学は顕微鏡の発明とともに発達し、その後は相次ぐ顕微鏡標本作製法の改良(固定法、染色法、薄切(はくせつ)技術)によって飛躍的に進歩した。
現在の解剖学は肉眼的解剖学macroscopic anatomyと顕微鏡的解剖学microscopic anatomyに大別されているが,前者はさらに骨学,靱帯学,筋学,脈管学,神経学,内臓学,感覚器学などに分けられ,後者は組織学histologyとほぼ同義に用いられる。組織学は19世紀ころになって体系づけられた。
現在では、動物組織は上皮組織、結合組織、筋肉組織、神経組織、遊走細胞組織に大別され、植物組織は表皮系、維管束系、基本組織系に分類されたり、あるいは表皮、皮層、中心柱に分類されたりする。
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基礎医学(Basic medicine)
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