Subject : 結節乳頭体核(Tuberomammillary nucleus: TMN)
カテゴリー: 医学
結節乳頭体核(Tuberomammillary nucleus: TMN)
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乳頭体の外殻に位置する結節乳頭体核はヒスタミン神経系の起始核であり、覚醒中枢の一つと考えられている。ここからヒスタミン作動性ニューロンは脳内のほぼ全域にわたる幅広い領域に投射しており、ヒスタミン作動性ニューロンが活性化すると覚醒レベルが高まる。風邪薬として用いられる第一世代のヒスタミンH1受容体阻害薬の服用が眠気をもたらすのは、このヒスタミンによる覚醒系が抑制されるからである。
<出典:脳科学辞典>
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