Subject : お経の種類
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仏教
お経
「経」は、インド語の「スートラ」を中国語で「経」という字に訳しました。 「スートラ」と言う言葉は、縦糸(たていと)を意味しています。 縦糸は織物の基本であり、他の色と交わらないところから、お釈迦さまの 教えをまとめたものを「スートラ」と呼び習わしました。
「経」は、「一定して変わらない」「普遍の道理を説いた書物」「物事の筋道」「織物の縦糸」を意味している漢字です。
「お経」はその内容から、「経(きょう)」「律(りつ)」「論(ろん)」 の3種類に分類されます。 それぞれ、経蔵、律蔵、論蔵という言い方をしますので、あわせて三蔵といいます。
お経
メモ
経
お釈迦さまの教えを記したもの。「法華経」や「般若心経」など
律
出家した僧侶などの生活規範、つまり戒律を細かく記したもの。
論
「経」の解説書。お釈迦さまの伝えたことを、色々と解説したもの
3種類に精通したお坊さんのことを、「三蔵法師」といいます。
またお経の含んでいる内容から、小乗経典、大乗経典、密教経典の3つに大きく分けられます。小乗経典は主としてお釈迦様が直接弟子達に説かれた教えです (原始仏教経典ともいう) 。大乗経典は在家信者へも向けた内容が特徴となっています。 密教経典は、神秘的な傾向を持つのが特徴です。これらのお経を総合的に集めたものは「大蔵経」「一切経」と呼ばれるお経全集です。現在、日本で使われている大蔵経「大正新脩大蔵経」は、漢訳されたもので、全100巻もあります。その中には3053部のお経が収められています。
お経
メモ
小乗経典
涅槃経、阿含経、ダンマパダ、スッタニパータ
大乗経典
般若心経、華厳経、法華経
密教経典
大日経、金剛頂経
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