Subject   : 地震のメカニズム

カテゴリー  : その他  


 地震のメカニズム
地震には『海溝型地震』と『直下型地震』の2タイプがあります

● 海溝型地震
海溝で沈み込む海のプレートは、陸のプレートを一緒に引きずり込もうとします。 引きずり 込まれた陸のプレートが元に戻ろうとする力が、プレートどうしの摩擦 力より勝った時に陸のプレートが跳ね上がって元に戻る。 その時発生するのが海溝型の地震です。

1923年に発生した”関東大震災”や現在心配されている、 ”東海地震・東南海地震”もこのタイプによるものです。 駿河トラフおよび南海トラフに沿うプレートでは、M8クラスの海溝型地震が、 約100年〜150年程度の周期で繰り返し発生しており、前回の発生(安政東海 地震1854年)からすでに約150年経過していることから、静岡県西部・駿河湾 一帯を震源地とした東海地震はいつ起きてもおかしくないと言われています。

● 直下型地震
内陸部でプレートそのものや地殻の内部がひずみ、部分的に 壊れそうになる場所 ができます。 その場所のひずみが限界に達した時、ひびが入るように実際 壊れて 断層になります。その現象が都市の直下などで起きた ときが直下型の地震です。 1995年に発生した”阪神・淡路大震災”がこのタイプによる ものです。

圧縮応力がかかる場合は、「逆断層型」になってすべり上がる部分で 大きな被害になります。(新潟県中越沖地震など)。
断層の両側から引っ張られる場合は「正断層型」、左右にずれる時は 「横ずれ型」となります。
  ⇒ マグニチュードと震度
  ⇒ プレートテクトニクス(plate tectonics)

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