Subject   : 気象観測と気象レーダー

カテゴリー  : その他 > 気象


 気象観測と気象レーダー
気象庁が全国に設置した、自動気象観測所を アメダス(地域気象観測システム) と呼んでいます。1974年より運用しています。
「アメダス」という言葉は、「Automated Meteorological Data Aquition System」を「AMeDAS」と短縮した言葉。 全国に約1300箇所あり、雨、風、気温、日照時間の4要素を観測している所と、雨だけを観測している所がある。また、約200箇所は、積雪深も観測している。 観測所は、概ね17km間隔を目安に設置してあるが、気象データを電話回線で収集しているため、高い山など、電気や電話が来ていない所は、空白域となっている。

● 気象レーダー
電波をビーム状に空中に発射し、雨滴や雪片から反射してくる電波を観測して、雨や雪の場所や強さを観測するレーダー。
発射する電波は波長3cmから10cm程度のマイクロ波が使用される。波長が短いと、降雨による減衰が大きくなり、強雨の先の雨を捕らえられなくなるため、日本では5cm程度、国土の広いアメリカでは10cm程度の波長を使用している。 気象庁では、全国20箇所に気象レーダーが設置されている。
新幹線から見ることができた山頂の白いドームの 富士山レーダーは、南海上から近づく台風を捕らえるために設置されたが、気象衛星によって重要性が減り、運用経費もかかることから、長野県の車山、静岡県の牧の原のレーダー設置に伴って1999年11月1日で廃止となった。

● ドップラーレーダー
降水粒子の分布の他に、ドップラー効果を利用して降水粒子の動きを観測できる気象レーダー。
通常の気象レーダーでは、電波を発射し降水粒子から反射して帰ってくる電波を測定して、降水粒子の分布を観測している。
ドップラーレーダーでは、反射して帰ってくる電波の周波数の変化(ドップラー効果)を利用して、降水粒子の分布の他に降水粒子の動きも観測してくる。
これによって、ダウンバーストなどの狭い範囲での気流の乱れがわかるため、成田空港や関西空港に設置されている。 また、アメリカでは、トルネードの観測のためにドップラーレーダーが全国展開されている。

● 気象衛星ひまわり
東経140度の静止軌道上に日本が打ち上げた気象衛星。 GMSとも呼ばれ、世界気象機関が遂行している世界気象監視計画の一環として日本が打ち上げた。 第1号は、1977年7月14日アメリカのケネディ宇宙センターより打ち上げられ、現在は、1995年3月18日H−IIロケットで種子島宇宙センターで打ち上げられた5号が運用されている。
テレビでお馴染みの赤外線雲画像の他に、可視雲画像、水蒸気画像、海面水温、なども観測している。また、緊急災害時の通信衛星としても使用されている。
1999年に、後継の気象衛星が打ち上げられたが失敗したため、アメリカの気象衛星「GOES−9」を借用して運用することとなっている。

  ⇒ 気象庁が発表する注意報と警報


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