Subject   : クミン

カテゴリー  : その他  


 クミン
クミンとはセリ科の一年草で、エジプトが原産地、古代エジプト時代から人々に使われだし、起源前にはインドやヨーロッパでも栽培された。
クミンは強い刺激的な芳香と、わずかな苦味と辛味があり、世界各地のさまざまな料理の香辛料として広く用いられている。インドにおいてもほぼあらゆる料理の基本スパイスのひとつとして使われ、マスタード・シード、コリアンダー・シードなどとともに、幅広く活用されるスパイスのひとつである。

クミンは、エジプトや西アジアで昔から栽培されていたため、旧約聖書、新約聖書などのなかにも、クミンのことが書かれてある。千夜一夜物語にも、おいしいクミン料理に舌鼓をうつ話が出ている。古代ギリシャでは食欲のシンボルとなり、中世ヨーロッパでは恋人の心がわりをふせぐものとして、戦場に行く若者に持たせたり、結婚式の日に花嫁や花婿のポケットに忍ばせるなどという習慣があったという。

◆ クミンの効用
アルデヒドやピネン等芳香成分を含有し、健胃・消化促進・解毒・駆風などの作用がある。

 ⇒ 香辛料

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