Subject   : 上巳の節句(桃の節句)

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 上巳の節句(桃の節句)
 古代中国には、三月の初めの巳の日(上巳・じょうし)を悪日として、川辺に出て不浄を除くため水で祓(はらい)を行うという風習がありました。

上巳の日を忌むべき日とされた始まりは、 漢の時代のエピソ−ドからとされています。その時代の「徐肇」という人に女の三つ子が生まれましたが、三日後に三人とも死亡してしまいました。 人々はこれはきっと何かのたたりだと、水浴をして忌み汚れを流し禊(みそぎ)をおこないました。この日がちょうど初の巳の日であったのだそうです。 これが上巳の祓(はらい)の行事が生まれた始まりと言われています。

日本にも古来より、人形(ひとがた)に不浄を託して川や海に流して、災厄を祓うという風習がありましたので、この二つが合体して「上巳の節句」となりました。

桃の節供と呼ばれるのは、その季節のものというのも理由のひとつでしょうが、桃には邪気を払うという魔除けの信仰があったからだそうです。

 ⇒ 五節句と五節会

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