Subject   : 国際金融公社(IFC)

カテゴリー : 世界からの情報


 国際金融公社(IFC)
健全で生産性の高い民間セクターの育成は開発途上国の経済成長・貧困削減には不可欠な存在であるといえます。国際金融公社(IFC)は、世界銀行グループの中で開発途上国の民間セクターの活動を支援する機関です。
特に、環境面、社会面に配慮し、開発途上国の民間企業の事業に対する融資・出資を持続可能な形で促進することで、経済成長を可能とし、貧困削減と生活水準の向上に貢献することを目指しています。開発途上国の健全な民間セクターと資本市場を育成するために、IFCでは融資サービス、株式資本の出資、シンジケート・ローン、リスク管理商品、ストラクチャード・ファイナンス、技術支援、アドバイザリー・サービスを提供しています。IFCの年間融資額は約70億ドルで、途上国の民間セクターの事業へ資金提供を行う最大の国際機関となっています。

IFCの活動業務は、以下の5つの戦略上の優先課題を中心にして展開されています。

(1) フロンティア市場、特に中小企業(SME)セクターの育成すること。
(2) 開発途上国で活躍する国際民間企業や団体と長期的・戦略的なパートナーシップを築くこと。
(3) 持続可能な開発を推進することで、他の競合機関との比較優位を確立すること。
(4) 民間セクターがインフラ、保健、教育分野に投資する際の課題、障害に取り組むこと。
(5) 投資環境整備や斬新な金融商品を活用することで、途上国内での金融市場の育成を図ること。

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