HTMLでは、テキストを表示する方法を Webブラウザに示すためにマークアップタグ (markup tags)を
使用します。
HTMLタグは < で始まり、次にタグ名が続き、> で閉じる構成をとります。タグは通常、
ペアになっており、終りのタグはスラッシュ(/)で始まりますが、ペアになっていないタグに
段落タグ<P>などがあります。
HTMLのタグは大文字・小文字の区別はありませんが半角の英数字を使います。
基本タグ
・<HTML>タグと対応する</HTML> タグの間はHTML文書であることの宣言
・<HEAD>タグと対応する</HEAD> タグの間は本文には表示されない。
・<TITLE>タグ(と対応する</TITLE> タグ)は書類のタイトルを表わす。
・<BODY>タグと対応する</BODY> タグの間は本文であることを示す。
・<H1> 見出しタグ(対応する</H1>) :数字が大きくなると字は小さくなる。
・<P> 段落分けタグ (Paragraph Break)
・<BR> 改行タグ (Line Break)
*HTML文書では、改行は明示的に示さなければならない
・<IMG> イメージタグ :画像ファイル表示させる。
*src属性で指定した画像ファイルを貼りつけて表示させる。
他へのリンク
HTMLの素晴らしい点は他の書類へのリンク(ハイパーテキスト)が可能な点です。
ブラウザはハイパーテキストリンクを行う事を示す部分を強調し、色を付けたり、
下線が引かれています。
タグは<A>で、アンカー (錨)と呼びます。
・<A HREF="link.htm">お薦めリンク先</A>
同じディレクトリのlink.htmという書類にリンクさせます。
・<A HREF="memo/menu.htm">一口メモ</A>
memoというディレクトリのmenu.htmという書類にリンクさせます。
・<A HREF="http://mh.soc.or.jp/">森の里ホームズ</A>
URL(Uniform Resource Locator)を記載すれば、世界各国ともリンクできます。
・<A HREF="#link">リンクページ</A>
同じ文書内で指定した場所(見出し:<A NAME="link">)へリンクします。
・<A HREF="menu.htm#pc">パソコン</A>
他の書類の指定した場所(見出し)へリンクします。
・<A HREF="tsuda.htm"><IMG SRC="home.gif" ALIGN=LEFT></A>
画像で他の書類へリンクさせることもできます。
リスト
・<UL>タグ(と対応する</UL> タグ)の間一段下がって表示されます。(Unnumbered List)
<UL>
<LI> 東京都
<LI> 神奈川県
</UL>
・<OL>タグ(と対応する</OL> タグ)の間は番号付リストになります。(Orderd List)
・<DL>タグ(と対応する</DL> タグ)の間に、用語(<DT>)と定義・説明(<DD>)を使う。
(Descriptive List)
<DL>
<DT>抗アレルギー薬
<DD>肥満細胞からの化学伝達物質放出を抑制します。
<DT>抗ヒスタミン薬
<DD>ヒスタミンの作用を抑える薬です。
</DL>
*リストは入れ子にすることができます。ただし、入れ子は3レベルまでしかできません。
テーブル(TABLE の使い方)
・<TABLE>(と対応する</TABLE> タグ)の間は表であることを示します。
@ 枠の表示 <TABLE BORDER=n> 枠なし時は<TABLE>とする
A セル間のスペース<TABLE CELLSPACING=n>
B セル内のスペース<TABLE CELLPADDING=n>
C 表の幅 <TABLE WIDTH=n又はn%>
例)<TABLE BORDER=3 CELLSPACING=5 CELLPADDING=10 WIDTH=50%>
・<TR>と</TR> タグの間が1行であることを示します。(Table Row)
・<TH>と</TH> タグの間がヘッダであることを示します。(Table Header)
・<TD>と</TD> タグの間が項目の1つのセルであることを示します。(Table Data)
修飾
・<HR>タグは、水平線を 引きます。(Horizontal Rule)
@<HR SIZE=5> 区切り線の太さ(ピクセル幅)
A<HR WIDTH=300>区切り線の長さ(ピクセル数または%)
・<CENTER>〜</CENTER>は文字や画像を中央に配置します。
・<P ALIGN=CENTER>これは中央寄せの段落です。</P>
・<PRE>〜</PRE>は固定幅フォントでスペース、改行、タグを有効にしたテキストを
表示します。(配置の指定が面倒くさい時は便利)(Preformatted Text)
・<BLOCKQUOTE>〜</BLOCKQUOTE>は引用文を表し、インデントされて表示されます。
文字
・<FONT> は色と大きさを指定します。
・<BASEFONT> は大きさを指定します。
・<B>〜</B>ボールド(太字)になります。
・<I> イタリック
・<U> 下線付き
その外の文字用のタグとして、
・<BIG> は大きな文字
・<SMALL> は小さな文字
・<STRONG>〜</STRONG> 強調
・<EM>〜</EM> 強調:イタリックフォントで表示されます。
・<ADDRESS>〜</ADDRESS> アドレス(通常は電子メールアドレス)
・<KBD>〜</KBD> キーボードからの入力
・<CITE>〜</CITE> 引用(等幅フォント)
・<CODE>〜</CODE> コーディング
・<SAMP>〜</SAMP> サンプル
・<DFN>〜</DFN> 定義:イタリックフォントで表示されます。
などがあります。
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