Subject  : 大腸疾患

カテゴリー: 健康・医療情報 


 主な大腸疾患
大腸は、約1.5mの長さで、消化されたものの水分を吸収し、 便を形成する臓器です。何らかの原因で大腸に異常が生ずると、 腹痛、下痢、便秘、血便などといった症状が現れてきます。 最近日本では食生活の欧米化に伴い、大腸の病気が急速に 増加しています。
大腸ポリープ 加齡と共に多くなる、良性のコブ(粘膜の隆起物)大きいもの
の中には、癌がしばしばみつかります。 小さいものであれば内視鏡(カメラ)を用いて切除することも十分可能です。
大腸憩室 高齢になると多くなるが、普通は無症状で無害です。
 
過敏性腸症候群 ストレス社会の産物です。腹満、腹痛、便の性状異常、残便感
などの多彩な愁訴。若者も高齢者にも増えている。 腹痛とけいれん性便秘、または便秘と下痢を交代性にくり返す型がいちばん多くみられます。便は、ぼろぼろとしたものが多い
大腸癌 食事の欧米化(肉の摂取増と繊維食の減少)により急増中。
しかし、恐れることはありません。症状のない早期に見つければ
完治します。
潰瘍性大腸炎 血便、下痢、腹痛、発熱、全身衰弱、貧血。下痢と粘膜便が強ければ疑います。長く放置すると癌に
なりやすい。
クローン病 腸の難病。原因がはっきりせず、治療に抵抗する炎症。 下痢や血便、腹痛といった症状を示しますが、ときには貧血、体重減少、発熱等、直接腸とは関係のない症状もみられます。
病変が回腸末端部に多くみられる
虚血性膠病変
症候群
薬剤や便秘膠原病、腸ベーチェット等の原因から腸の小血管の
循環不全が起こり生じるもの。

 

 大腸がん
大腸がんは最近非常に増えています。

大腸がんは小さな良性ポリープから始まり、ポリープがんとなり やがて進行がんに発育すると言われます。何の症状もない初期か ら目に見えないわずかな出血があり、これが便に混じっています。

早期発見・早期治療で2次予防・完治が可能です。 大腸がんは、ポリープがんの段階であれば、内視鏡
検査中に切除でき手術もせずに治ります。


 ⇒ 消化器系の病気

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