その症状は、視力減退やめまい、味がわかりにくい、落ち着きがない、 耳鳴り、冷え、
頭痛、のぼせ、不眠、不安、うつ、そう、記憶力低下、食欲 障害、しっしん、不整脈、
関節痛、下痢などが報告されています。 その広範な症状は他の病気と間違われやすく、
生活環境や職場環境が同じでも 人により異なった症状が出てくる
アレルギーと兄弟関係にあるといわれています。
化学物質過敏症は一度に大量の化学物質に遭ったり、少量でも長期間特定の化学物質に
暴露し続けた場合、体がその化学物質に過剰反応を示す様になりその後極微量の化学物質に
触れただけでも気分が悪くなったり湿疹が出たり、酷いときには呼吸困難になったりという
症状が個々の個人に様々な症状として現れます。
特に新建材に多く含まれるホルムアルデヒドが上に述べたような症状を起こさせやすい
ことが知られていますが、、トルエン、キシレン、木材保存材、可塑剤、シロアリ駆除剤
なども原因となりうるとのことです。
この病気 の治療法などについてよく知っている人は、医師でさえまだ少ないようです。
厚生省の「日常生活とアレルギー様症状」と題する調査(1991年) によると、
国民の二人に一人が何らかのアレルギー疾患にかかっているそうです。
本人の自覚症状のないまま、かなりの人々が化学物質過敏症にかかって いるとみられ、
アレルギーとの併発が心配されています。
自覚症状、患者さんの体験例として、
▽新築または改築した建物の中で目がチカチカし、のどや鼻の奥が痛く、 気分が悪くなる。
ひどくなると、その部屋に入っただけで呼吸困難に なったり、うつ状態になったりする
▽台所のガスをつけると苦しくなり、調理どころではなくなる
▽ス−バーやドラッグストアで、香料のにおいの強い場所へは近づけない
▽強いにおいがする整髪料、香水などをつけている人のそはには、息苦しくて近寄れない
▽近所でプラスチックや建築廃材を燃やされると、苦しくなり、死の誘惑にかられることもある
▽家庭や職場のある化学物質にふれると、いつも不安やうつ状態になる
▽たびたび恐ろしい夢を見たり、起きていて夢をみたりする
▽ごくわずかのにおいでイライラし、怒鳴ったり、物を投げつけたりする
▽定期消毒直後の電車やバスなどには乗れない
▽頭の中に霧がかかったようになり、集中力がなくなって考えがまとめられなくなる
▽暑さ、寒さを全く感じないといった症状があるのに、検査しても異常なしと診断される
参考になるホームページは以下のところです。
シックハウスを考える会
「化学物質過敏症ネットワーク」
Midori's HomePage