ニコチンは血圧を上昇させ心臓に負担をかけ、脂肪代謝に影響して
動脈硬化を促進します。
また、煙の中の一酸化炭素も動脈の内皮細胞を傷害して、やはり
動脈硬化の促進因子となります。
さらにたばこの煙の中には気管支の線毛細胞の働きを麻痺させてウイルスや
細菌や有害物質を排出しにくくする物質があり、かぜの治りを悪くします。
また、早産・死産・奇形児の発生を増やす物質も存在しますので子孫に対する
深刻な影響も否定できません。
さらに発がん性のある物質を40〜50種も含有しています。また、 様々な病気の原因にもなります。
タバコの煙に含まれるタールには、ベンツピレン、フェノール類、ニトロソアミンといったおなじみの発ガン物質が数十種類も含まれています。発ガン物質の宝庫と言ってもいいでしょう。しかも、それらの発ガン物質には、発ガンを促がす発ガンイニシエーターと、ガン細胞の増殖を助けるプロモーターの両方があります。
詳しくは東海大学名誉教授の五島 雄一郎博士の 喫煙の健康に及ぼす影響について などをご覧ください。