Subject : 大腸がん(結腸がんと直腸がん)

カテゴリー: 健康・医療情報 > がん


 大腸がん(結腸がんと直腸がん)とその症状

 大腸は、1 . 5mの臓器で、結腸と直腸に大別されます。大腸ガンは、このうち肛門の直前の直腸 と、そこにつながるS字結腸にできるものがほとんどです。
 大腸がん(結腸がんと直腸がん)は、以前は欧米に多く日本では少なかった 病気ですが、動物性脂肪の過剰摂取と 食物繊維の摂取不足など食生活の欧米化 によって、最近は日本でも急速に増えています。

便秘がち、あるいは便秘と下痢を繰り返す人に 多いようです。肉食中心で動物性脂肪が多く、植物繊維の少ない食事が大腸ガンの危険因子です。 脂肪を消化するために肝臓から分泌される胆汁が、発ガンに関係していると考えられています。大腸ガンは、早期発見すれば手術により九割以上が治ります。

大腸がんの症状は
 ○血便・残便感 
 ○腹痛・嘔吐
 ○便秘と下痢を繰り返す 
 ○腹部にしこりがある
などです。

 検査方法
  1.内視鏡検査:

肛門からファイバースコープを入れる。

  2. 下部消化管X線検査:

肛門からバリウム液と空気を入れ、X線写真をとる。

  3. 直腸指診:

肛門より直腸内に指を入れ、触診を行う。

  3. 便潜血反応:

自己採取した便のなかに血が混じっているか(便潜血)を調べる。

 大腸がんになりやすい人
○40歳以上の人
○動物性脂肪分の摂取が多い人
○果物や野菜をあまりとらない人=食物繊維の摂取量が少ない
○家族に大腸がんにかかった人がいる人

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