Subject : テクノストレス(technostress)

カテゴリー: 健康・医療情報 > ストレス


 テクノストレス

コンピュータを扱うことが原因で起きる精神的な失調症状の総称で、 コンピュータに適応できないために生じるテクノ不安症と、過剰に 適応したために生じるテクノ依存症の2種類があります。

  ◆ テクノ不安症(techno‐anxious)
テクノ不安症は、コンピュータを扱うのが苦手な人が無理をして使う うちにストレスを感じ、体調を崩してしまう症状。
動悸、息切れ、 肩こり、めまいなどの自律神経の失調や、鬱状態を引き起こします。 仕事で突然コンピュータを使わなければならなくなくなった中高年 ホワイトカラーに多い症状です。

  ◆ テクノ依存症(techno‐centered)
コンピュータに没頭しすぎることで現れる失調症状で、 コンピュータがないと不安に感じたり、人付き合いを煩わしいと 感じるようになる症状のことです。 コンピュータ愛好者の若い男性に多いです。
具体的な症状としては、自分の限界が分からなくなる、 時間の感覚がなくなる、邪魔されるのが我慢できなくなる、 あいまいさを受け入れられなくなる、「はい/いいえ」 「正解/不正解」式のやり取りや思考を好むようになる、 人と接することを嫌うようになる、人を見下すようになる、 などがあります。
主に若者の間で、ゲームやネット(最近ではネットゲーム)に のめりこんでしまい、実社会の生活に支障をきたしたり、 正常な対人関係を結べなくなったりする「中毒」症状が目立つ ようになり、社会問題化しています。

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