結核は血を吐いたり、恐ろしい病気だが今は少ないという印象を
お持ちの方がいますが、結構かぜの症状に似ていたり、身近に
結核菌がいるのが実情です。
結核といえば肺結核のことといいますが、結核菌が腎臓や腸、髄膜などの器官にはいり、その部分が結核性の病気になることがあります。日本では90%が肺結核、残りが肺以外の結核といわれています。
肺以外の結核(肺外結核)としては、腎臓とリンパ節に起こるものが最も多く、骨、脳、腹腔、心膜、関節(特に腰や膝[ひざ]など体重を支えている関節)、生殖器にも起こります。このような部位の結核は診断が困難です。