呼吸器疾患 | メモ |
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気管支喘息 | 気管支が発作的に狭窄することによって呼吸困難が出現します。気管支を広げる薬が治療の中心となりますが、予防的な治療が大事です。また、アレルギーで起こっていることも多くアレルギーに対する治療を必要とすることもあります。 |
肺気腫 | 肺を構成している肺胞が壊れてしまう病気です。ほとんどが煙草によって起こっていると考えられています。また、喘息様発作を併発することも多くあります。治療としては禁煙はもちろんですが、薬としては気管支を拡張させる薬や酸素療法が中心となります。 |
肺水腫 | 多量の泡沫状のたんができるのが特徴です。 肺循環系のうっ血が高度のため、水分が肺胞や肺間質に漏れた状態いいます。 |
肺炎 | 肺に炎症が起こる病気の総称で、通常は細菌が原因のことが多いのですが特殊な菌やウィルスやカビなどで生じることもあります。またアレルギーや特殊な体質によって生じるものもあり、専門的な診断、治療が必要なことがあります。 |
肺癌[がん] | 現在、日本人の癌の死亡率のなかで男女ともに肺癌が1位になっています。その理由としては、他の癌に比べて肺癌は早期発見が困難な点が大きいと考えられます。早期発見には専門的な検査が必要なことがあります。 |
肺結核 | 近年、肺結核が増加しています。適切な診断を早期に行い適切な治療を施す必要があります。 |
睡眠時 無呼吸症候群 |
夜、睡眠中に呼吸が止まり、それによって昼間に呼吸困難や眠気、意識障害をきたす病気です。また、心疾患がある方に生じれば、睡眠中に不整脈や狭心症が生じ、場合によっては突然死の原因になることもあります。一般的には太った人に多く、また、イビキを伴う人も多いとされていますが、原因は様々であり専門的な検査が必要です |
横隔膜ヘルニア | 軽い胃部の痛み、あるいは不快感が初期症状です。とくに食後に痛みがおこり、背中に放散し、しばしばしゃっくり、あくびをともないます。進行すると、肩、左腕に放散する激しい痛みとなり、嘔吐、吐血、下血をおこすこともあります。ときには囁下困難、食物の逆流をともなう食道閉塞をおこします。 |
縦隔炎 | 急性縦隔炎の多くは外傷、とくに食道の外傷性穿孔に続発したものです。 |
血胸 | 外傷でおこることが多いのですが、そのほかに大動脈瘤の破裂や肺切除術などに続発しておこります。症状は出血の速度、量によって違います。出血が急速でしかも大量となると、胸痛、呼吸困難、ショックをおこします。 |
自然気胸 | 自然気胸とは、肺に小さな穴があき、胸膜脛に空気がもれ、肺が圧迫された状態です。このときの症状は、突発的におこる息切れ、呼吸困難のほかに、胸痛、刺激性のせきがあります。しかし、まったく自覚症状がなく、健康診断で偶然発見されるものもあります。 |
膿胸 | 結核性膿胸と非結核性膿胸があり、結核性膿胸の大部分は、人工気胸、胸膜炎の胸膜穿刺、肺手術など、治療や処置にひきつづいておこるものです。 |
胸膜炎 | 胸膜炎は肺の炎症性の病気によるものですが、肺結核、肺化膿症、感染性肺嚢胞、マイコプラスマ肺炎などが原因となります。 |
気管支拡張症 | 気管支の一部が拡張して広くなる病気で、慢性のせきと多量のたんがおもな症状で、血たん、喀血をおこすこともよくあります。拡張した部分に感染が加わると、たんの量がふえるだけでなく、汚いたんとなり、ときに悪臭を発します。 |
気管支炎 | 急性気管支炎の症状は、気管支粘膜の分泌過剰とそれにともなうせきです。たんは、はじめは無色または白色でねばっこいものです。細菌感染がひどくなると黄色または黄緑色の膿性たんとなります |