症状 | メモ |
---|---|
黄疸 |
ビリルビンと呼ばれる色素が血液中に異常に増加することで、 皮膚や白目が黄色くなってくる症状のことです。 みかんをたくさん食べると手のひらや足の裏が黄色くなること がありますがこれは「柑皮症」といって白目は黄色くなりません。 尿がビールより濃い色になったら白目をみる、これが黄疸を 見分けるコツです。 |
クモ状血管腫 | 胸や肩、二の腕などに、クモが足を伸ばしたような形の赤い 斑紋が現れる症状のことです。これは細い血管が拡張した もので、一見すると盛り上がっているように見えますが、 血管腫自体は盛り上がってはいません。 |
手掌紅斑 | 指や指の付け根などが赤くなる症状です。しかし、健康な人でも赤くなることがあるので、病的なものかどうかを見分けるのは難しいでしょう。 |
女性化乳房 | 男性にだけ現れる症状です。女性ホルモンの代謝異常が原因です。乳房だけでなく、乳首も大きくなるため、下着とこすれて痛みを訴えることもあります。 |
出血傾向 | 血液を固まらせる働きのある血小板の数が低下するため、1度出血すると止まりにくくなる傾向にあります。血小板の減少は肝硬変の程度を知るための大事な所見です。健康な人は1o3の血液中に20万以上の血小板がありますが、10万以下になったら肝硬変を疑います。 |
腹部静脈の怒張 | 門脈圧亢進のため、おへその周辺の静脈が拡張し、お腹の表面にミミズがのたうつように浮き上がります。 |