Subject  : 水虫

カテゴリー: 健康・医療情報 


 水虫 (足白癬、汗疱状白癬)
 水虫は白癬菌というカビの一種によって起こる病気です。 この菌は足だけでなく、体の色々な部分に感染します。 足に感染したものは「水虫」、体では「ぜにたむし」、股間部は「いんきんたむし」、 頭は「しらくも」と呼ばれています。
 水虫には3つのタイプがあります。最も多いのは足の指の間にできる趾間(しかん)型で、皮がむけたり、白くふやけたようになります。小水疱型は、土ふまずや足のふちなどに小さな水疱ができたり、丸く皮がむけたりします。角質増殖型では、足の裏全体の皮が厚くなって、かさかさになります。それぞれの型が同じ足に同時にみられることもあります。足に水虫があると、足以外の場所にも感染します。周りに菌をまき散らし、他の人にうつしてしまうこともあります。畳や床に落ちた菌は、数ヶ月生き続け、濡れたバスマットや靴下の中でも生き続けますので、こまめに掃除機をかけて菌を吸い取りバスマットや靴下は洗濯してよく乾燥させて下さい。
 治療は主に塗り薬を使います。最近は1日1回塗れば充分な効果が得られる薬が多くなりました。白癬菌は、皮膚の症状のある患部だけでなく、その周りの何の症状もないところにもいますので、なるべく広めに塗ることがポイントです。塗る時間は風呂上がりが一番良いでしょう。
 水虫は初期には治り易いのですが、何年もたって爪の中にも白癬菌が拡がったものは治療に1年以上かかることがありますので、なるべく早いうちに治療をするよう心がけましょう。見た目には水虫のような症状でも、かぶれや皮膚炎を起こしていることもありますので、自分で水虫とは決めつけずに、まず専門医の診察を受け、症状にあった薬を使うことが大切です。 治療は塗り薬が中心ですが最低3ヶ月は塗る必要があります。なかには爪の水虫のように飲み薬を必要とすることもありますので注意してください。最近ではよく効く薬が開発されていますが、水虫のやっかいな点は良くなっても、何度も繰り返すことです。したがって、根気よく塗ること。また、水虫は高温多湿を好みますから足をよく洗い、乾燥した清潔な状態を保つことが必要です。
注意が必要なのは、赤く、はれて痛みがでてきた時です。これは水虫だけでなく、さらには細菌が入り、化膿した状態なのです。  もっと進むと、リンパ管炎といって、ふとももの付け根まで痛みがきて、熱がでることもあります。場合によっては入院が必要となります。
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