Subject  : 乳房、乳腺の病気

カテゴリー: 健康・医療情報 > 婦人科


 乳房、乳腺の病気


 ● 急性乳腺炎
 おもなものは、うっ滞性乳腺炎と、急性化膿性乳腺炎で初産婦に多くみられます

 ● 乳輪下性性乳腺炎
 20〜20歳代の未婚の女性に多くみられます。急性化膿性乳腺炎にくらべて、しこり、発赤、痛み、発熱などは軽く、炎症は月経周期と関連があるとみられます

 ● 形質細胞性乳腺炎
 まれな病気ですが40歳以下にみられ、皮膚の発赤、しこり、痛みがあります。

 ● 乳腺症
 40歳前後の女性に多く、両側の乳房にみられます。境界のはっきりしない大小数多くの硬いしこりがあり、月経前後に乳房が痛み、ときに乳頭から出血することもあります

 ● 乳腺線維腺腫
 乳房にみられる良性の腫瘍のうちいちばん多いもので、10歳代後半から30歳代前半によくみられます。乳房をさわって、しこりに気づくことが多いようです。

 ● 乳汁漏(にゅうじゅうろう)
 乳汁分泌が正常範囲をこえて多い場合を、乳汁分泌過多症または乳汁漏とよんでいます。未婚者や不妊の人でも乳汁漏がみられます。無月経、無排卵をともなうものが多く、下垂体に腫瘍がある場合にもみられます。

 ● 新生児乳腺肥大
 男・女児ともに新生児に乳腺の肥大がみられるものです。妊娠中の母体のホルモンの影響によって発生するもので、一般的には短期間で自然に直るようです。

 ● 陥没乳頭(とうにゅうかんぼつ
 乳頭が陥没している状態をいいます。見ためはよくありませんが、ふだんはとくにさしつかえありません。ところが、産後、授乳のさいに支障をきたすことになります。

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