Subject  : 溶血性貧血

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 溶血性貧血
溶血性貧血は、赤血球の補給機能が落ちて貧血となるものである。

赤血球の寿命が短くなり、それを補給する機能が低下するために起こる。原因は先天性と後天性があり、かぜや激しい運動がきっかけとなる。

 【症状】
・倦怠感 ・息切れ ・動悸 ・黄疸

 ● 自己免疫性溶血性貧血
薬剤の副作用や膠原病、悪性リンパ腫等の疾患が原因となって、抗体ができる。 抗体が赤血球を破壊して起こる。
自己免疫性溶血性貧血は、温式抗体によるものと冷式抗体によるものに大別されます。前者では、正常体温と同じかそれ以上の温度で自己抗体の活性が高くなり、赤血球に結合して破壊します。後者では、正常な体温よりかなり低い温度のときだけ自己抗体の活性が高くなり、赤血球を攻撃します。
溶血性貧血の中で最も発症が多い。赤血球の破壊が数カ月以上続くと、脾臓が腫れて、腹部の膨満感や不快感が生じます。
免疫抑制剤(シクロホスファミドやアザチオプリン)、副腎皮質ホルモン剤を対症療法で使う。根治は困難である。

 ● 発作性夜間血色素尿症
発作性夜間血色素尿症は、溶血性貧血のひとつで、後天性の原因で起こるものである。 感染症、手術、輸血等を要因として、赤血球の膜の異常で溶血を起こす。
夜間の突然の溶血と赤い尿が特徴。倦怠感や頭痛の症状も伴う。
対症療法となり、根治の治療法はない。

 ⇒ 貧血

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