Subject  : 乳幼児突然死症候群(SIDS)

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 乳幼児突然死症候群(Sudden Infant Death Syndrome)
 それまで健康状態及び既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況および剖検によってもその原因が不詳である乳幼児に突然死をもたらす症候群です。 、今まで健康であった乳幼児に何の予兆も既往歴もないまま、突然死をもたらす疾患として古くからその存在が知られていました。
 育児環境が大きな影響を及ぼしていることが知られるようになり、諸外国では「うつ伏せ寝」をやめるキャンペーンによって、SIDSの頻度が大幅に減少しています。 睡眠時に起こる無呼吸から回復する防御機構である覚醒反応が何らかの理由(未熟児・感染・気道の狭窄など)で遅延すると、ますます低酸素状態となり、呼吸が抑制され、悪循環に陥り死亡すると考えられています。つまり、本症は事故ではなく脳における呼吸循環調節機能不全が原因であろうと考えられていますが、単一の原因で起こるかどうかの点も含め、未だに不明とされています。

 【対処法】
SIDS発症の危険性を低くするための留意点として発表されています。
1) 赤ちゃんを寝かせる時は仰向けにしましょう。
ただし、医学上の理由から医師がうつ伏せ寝を勧める場合があるので、このような時は医師の指導を守りましょう。
2) 妊娠中や赤ちゃんの周囲で、タバコを吸わないようにしましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から協力を求めましょう。
3) 母乳は赤ちゃんにとって良いことはよく知られています。母乳の出方には個人差がありますが母乳が出る場合には、出来るだけ母乳で育てるようにしましょう。

その他の対策として、「着せ過ぎ・温めすぎに注意」が必要です。睡眠時に体温調整が上手くできないととても危険になります。
 睡眠中に高体温化(うつ熱)が進むと、産熱抑制を目的とした呼吸運動抑制と筋緊張低下が児の肺換気量を減少させ血中の酸素濃度を次第に低下させる。睡眠時のうつ伏せ寝が危険な理由は、解剖学的にうつ熱時の筋弛緩作用が呼吸運動を抑制し、また気道閉鎖(窒息)を起こし易いからです。
睡眠からの覚醒の遅れは、放熱し続ける自分の熱で衣服内温度を上昇(蓄熱)させ、児の高体温化をさらに促進する。この時、うつ伏せ寝・暖房器具(ホットカーペット)・熱過ぎる人工乳などで体の外側や内側から児を温めると、高体温化はさらに加速する必要があります。
 ⇒ 症候群(シンドローム)

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