Subject  : 急性副鼻腔炎

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 急性副鼻腔炎
 急性副鼻腔炎は、急激に副鼻腔に炎症が起こる疾患です。腔鼻の周囲に隣接している4種類の空洞をまとめて副鼻腔と呼んでいます。風邪にかかった後に引き続いて細菌感染を起こすことで急激に炎症が広がります。

 【原因】
急性鼻炎などの鼻腔の炎症が、副鼻腔に広がっていきますが、原因となる菌には肺炎球菌、インフルエンザ菌等があります。

その他の原因には、へりや飛行機に搭乗した時やスキューバダイビングを行って海底深く潜る等、急激な気圧の変化にさらされた場合にも起こることがありますが、但、急性副鼻腔炎へつながる確率はあまり高くありません。

 【症状と診断】
主な症状は、鼻汁と痛みになります。炎症を起こしているので副鼻腔の入口が狭まる事になり、膿がたまりやすくなります。膿がたまってくると次第に副鼻腔にかかる圧もあがってくる事から頬や目に痛みが出てくる事もあります。

左右のどちらか一方に起こる事が多く、炎症が目に及ぶと視力の低下を招いたりします。脳に及ぶと頭痛だけでなく意識障害を起こす場合もあります。

 【治療】
炎症の程度が軽い場合では、3〜4週間で自然に治癒していく人もいますが、急性副鼻腔炎の多くは治療が必要となります。治療法は、溜まった膿を取り除いたり、病巣部を除去する方法、薬を使用して炎症を抑えたり等が主に行われます。

症状が重い場合は、副鼻腔の洗浄が行われます。慢性化した場合には、夜間睡眠時に膿が咽頭、気管に落ち込んでいき、気管支炎を起こすこともあるので注意が必要です。

傾向として、ストレス過多などで過労状態がひどくなると発症しやすいと言われています。免疫力を下げないようにシッカリと身体を休めるとともに十分な睡眠を取ることが予防につながります

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 ⇒ 鼻の異常と病気

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