Subject  : 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)

カテゴリー: 健康・医療情報 


 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)
 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は、脳と中枢神経の機能障害によって起こる多系統にわたる慢性疾患です。 激しい疲労や衰弱、睡眠障害を中心に、免疫障害、神経機能障害、認知機能障害、自律神経障害、全身の筋肉痛や関節痛などが引き起こされ、日常生活に重大な支障をきたします。 「強烈な全身倦怠感」が「回復せず」に「日常生活が著しく困難になる」疾患であり、一般的な慢性疲労とは全く異なる状態になります。

症状の範囲や重さは個々に異なり極めて複雑です。 休みながらであれば簡単な家事や労働は何とかできる軽〜中等度の場合は、外見からはわからないために周囲の理解が得られないことも多くあります。 病態は細胞のエネルギー代謝と自律神経系、免疫系、内分泌系等の調節障害といえます。 また、全身の痛みを主訴とした線維筋痛症を合併する方も少なくありません。

 ■ 新型コロナウイルス感染の後遺症
 新型コロナウイルス感染の後遺症として、体調不良が長期間続く場合があり、その中に原因不明の慢性疾患「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」とみられる例があると指摘されています。 Long COVIDと呼ばれるCOVID-19回復後の慢性疾患です。

 ⇒ ウイルス感染後疲労症候群(PVFS)

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