非侵襲的陽圧換気法 （NPPV）

　NPPV（non-invasive positive pressureventilation）は、非侵襲的陽圧換気法のことで、気管内挿管や気管切開をすることなしに、鼻マスクや顔マスクを用いて陽圧で肺胞換気を促す非侵襲的な人工呼吸療法として、1990年頃から導入されはじめました。
　1. 患者さんに対する侵襲度が低い
　2. 容易かつ簡便に導入できる
　3. 早期に人工呼吸を開始できる
　4. 肺の圧損傷や人工呼吸器関連肺炎（VAP：ventilatorassociate dpneumonia）といった合併症が少ない
などのメリットがあると考えられ、現在では、ICUなどの急性期から一般病棟の慢性期、そして在宅まで、多岐にわたる疾患の呼吸管理に使用されています。

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