Subject : 角膜真菌症(keratomycosis)
カテゴリー: 健康・医療情報 >
角膜真菌症(keratomycosis)
-
真菌による角膜炎は以前はまれな病気でしたが,副腎皮質ホルモンや抗生物質の点眼がさかんに行なわれるようになってから逆に多くなってきました。真菌は広く自然界に生息し,とくに土の中に多く存在しています。病原性を持つことは少ないのですが,副腎皮質ホルモンや抗生物質の長期点眼使用により誘発され角膜に感染します。感染すると,表層性の角膜潰瘍を起こし,徐々に周囲や深部に進行し,匐行性角膜潰瘍と同じような経過をたどります。失明に至ることもある危険な病気です。治療もむずかしく,副腎皮質ホルモンは絶対使用してはなりません。たいした自覚症状もないのに,むやみに目薬を長時間(2〜3週間以上)使用するのは,こういったことからもよくありませんし,危険です。目薬などの使用は,医師の指示通りに従うことが大切です。
- ■
-
<出典: >
⇒
目の異常
[メニューへ戻る]
[カテゴリー一覧]
[HOMEへ戻る]