Subject  : 慢性特発性偽性腸閉塞症(指定難病99)

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 慢性特発性偽性腸閉塞症(指定難病99)
 食事の通る入り口である食道から胃、小腸・大腸などの消化管の動きが悪くなり食べた食事を消化管の中で輸送できなくなる原因不明の病気です。消化管の動きが弱くなるために腸は拡張し、吐き気や腹痛などの症状があります。ひどくなると食事を実際に吐いてしまったりするので食事ができにくくなり痩せてしまいます。

 【原因】
 よくわかっていません。

 【症状】
 吐き気、嘔吐、腹痛、腹部の膨満感です。下痢や便秘を認めます。

 【治療法】
 手術による外科的な腸の切除はあまり効果がなく、主に腸管の減圧と栄養療法が重要です。

この病気は発症初期には代償期といって何とか腸が動いています。その後非代償期になるともはや腸ががんばって動いても中の食事を運んで送り出すことができずに腸は膨れて拡張してきます。このようになると腸閉塞になり入院治療が必要になったり、食事が十分に取れない場合には点滴で水分栄養を補給する必要が出てきたりします。永続的に内科的治療、外科的治療を行うことが必要になってきます。

<出典:難病情報センター>
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