Subject  : アカシジア(akathisia)

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 アカシジア(akathisia)
 アカシジア(akathisia)は、錐体外路症状(EPS)による静座不能の症状のことを言う。ドーパミンD2受容体拮抗作用を持っている抗精神病薬による副作用として出現することがある。高力価な作用を持つ薬物ほどこの症状が出現しやすくなるという。依存性物質、例えばベンゾジアゼピン離脱症候群など からの離脱の際に生じる身体的な症状でもある。アカシジアは、神経伝達物質のノルアドレナリンの濃度増加によることが発見された。ノルアドレナリンは攻撃、覚醒を制御する機序に関している。

アカシジアとは? アカシジアは静座不能症と訳されていて、座ったままでじっとし ていられず、そわそわと動き回るという特徴があります。 アカシジ アの原因薬では抗精神病薬によるものが多いのですが、抗うつ薬や 一部の医師から処方された胃腸薬などによっても引き起こされる ことがあります。 アカシジアの分類としては、お薬の開始・増量からおよそ4週間以内(多くは数日以内)に発症する「急性アカシジア」と、3か月以上たって発症する「遅発性アカシジア」、原因薬の中断により6週間以内に発症する「離脱性アカシジア」があります。

 【原因】
 アカシジアが生じる仕組みは、脳内のドパミンの働きが抗精神病薬などによって過度に遮断されることが一因だと考えられています。しかし、最近では、ドパミン遮断作用のないお薬の副作用として生じる例も報告されており、十分には解明されていません。

 【症状】
 アカシジアの主な症状は以下の通りです。

 ・体や足のそわそわ感、むずむず感、灼熱感
 ・座ったままでいられず、歩き回りたくなる
 ・じっとしていられず、脚を小刻みに動かしたくなる
 ・姿勢を頻繁に変えたくなる

いずれも歩行や運動によって軽減されることが特徴のひとつです。また、気分のソワソワ感より身体のソワソワ感が強いことも特徴だと言われています。

<出典:Wikipedia>
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