Subject  : ソトス症候群(指定難病194)

カテゴリー: 健康・医療情報 > 


 ソトス症候群(指定難病194)
 ソトス(Sotos)症候群は、NSD1遺伝子の機能異常による大頭、過成長、骨年齢促進、発達の遅れ、痙攣、心疾患、尿路異常、側彎などを呈する先天異常症候群。

 【原因】
 NSD1遺伝子(5番染色体長腕5q35領域に座位)のハプロ不全による。NSD1遺伝子を含む染色体微細欠失型(Low copy repeatによるゲノム病)とNSD1遺伝子内変異型とに分けられる。欠失型と変異型とでは一部症状の差異が指摘されている。

 【症状】
 大頭、過成長、骨年齢促進、発達の遅れなどを認める。 ソトス症候群は、典型的な顔貌、乳幼児期の過成長(身長ないし頭囲≧+2SD)、精神発達の遅れを特徴とする。その他に、行動障害、高頻度に先天性心疾患、先天性腎・尿路異常、脊柱側彎、てんかん発作なども認める。

 【治療法】
 根治療法はなく、対症療法として、てんかん、腎疾患に対しては必要に応じて薬物療法、心疾患に対しては必要に応じて手術や薬物療法を行う。

<出典:難病情報センター>
 ⇒ 指定難病一覧

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]