Subject  : 虫刺され

カテゴリー: 生活情報


 虫刺され
虫刺されは、同じ虫(蚊・ダニなど)に刺されても人によって反応が異なります。皮疹の出来方は、左右対称でないのが特徴です。また、刺された直後は余り腫れていなくても、6〜8時間位から徐々に腫れ初めてツベルクリン反応と同じように2日目くらいが、ピークになります。幼児は、成人に比較して反応が強く現れる傾向がありますが、成長するに従って強く反応しなくなる傾向があります。成人でも、本人又は家族にアトピー、蕁麻疹、花粉症、喘息のある人は、反応が強く現われる傾向があります。Th1とTh2のアンバランスが関係している可能性があります。アトピー素因のない人でも稀に大きく腫れる人がいます治療が必要だと思います。幼児は、大人に比較して大きく腫れやすい上に耳と目の周囲は特に大きく腫れる場所です。大きく腫れる場合は、虫刺されの市販薬は余り効果が期待できません。夏期は、刺し口からバイキンが入って二次感染・伝染性膿痂疹などをを起すことがあります。

● 蚊
露出部を中心にできる。色黒で・CO2(二酸化炭素)を多く出している人・血液型がO型の人が刺されやすとの報告があります。人によってアレルギー反応を起こしパンパンに腫れることがあります。早期にステロイドの外用が効果があります。

● ノミ
下腿を中心にブツブツが出来て、かゆみが強く。人に付くノミは、殆ど見かけませんが猫のノミが押し入れなどに住みつくことや犬についたノミが草むらに住みつき人が草むらを通ると刺されます。動物のノミが人に住みつくことはないとされています。室内犬や猫のノミの場合は、首筋や体を刺されることがあります

● 毒蛾
関東の市街地では 殆どがチャドク蛾の幼虫が起こります。椿やサザンカの木の下にいった後に、首すじや肩に出来ることが多く。薄い衣服を着ていても体にもできることがあります。チャドク蛾の幼虫の場合は、椿やサザンカの木にいて庭木の手入れや公園の散歩でなることがあります。擦ると針が侵入するので粘着テープで取り除くのがよいとされています。発生するのは、年2回で6月〜8月と9月〜10月です。温暖化の為に発生も増加傾向ですし時期もずれる傾向があります。その他、ドクガ・モンシロドクガは、雑食性で桜・珊瑚樹・バラ・イチゴなどにも発生しますが稀です。発生回数・時期もチャドク蛾と多少異なります。沖縄では、タイワンキドクガが原因で起こることあります。

● 蟻(アリ)
蟻酸を持っているので刺されてすぐに痛みを伴う、家の中でも刺されることがあります。

● 蜂(ハチ)
蜂の種類に、よって異なるが一度目は軽いが2度目に刺されるとショックを起こすことがあるので注意が必要です。特にスズメバチで即時型アレルギーで死亡事故を稀に起こします。 ブヨ 夏に海山で露出部を刺されることが多く、小い出血斑を伴うことがあります。痒疹化することがあります。

● 黄蛾
蛾の鱗粉が、皮膚に刺さり2〜3週間ピリピリするかゆみが残ることがあります。

 ⇒ 身近にいるダニと被害
 ⇒ かゆみを伴う皮膚病

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