Subject   : MXレコード

カテゴリー  : インターネット・通信 > サーバ


 MXレコード
DNSサーバには、Aレコード(名前→IPアドレスの定義)や PTRレコード(IPアドレス→名前の定義)、 NSレコード(ネーム・サーバの定義)、 SOAレコード(ドメインのオーソリティ情報の定義)、 MXレコードなど、さまざまなレコード(情報)が登録されています。 MXレコードは、Mail Exchanger(メールエクスチェンジャー)の略であり、 そのドメインにおけるメール・サーバに関する情報が登録されています。
あるドメイン(組織)から別のドメインに対してメールを送信しようと するとき、送信元のメール・サーバは、送信先ドメインのDNSサーバに対して MXレコードの情報を問い合わせる。 MXレコードには、当該ドメインにおけるメール・サーバとなっている コンピュータの名前(FQDN名)とIPアドレスなどの情報が含まれており、 これを基にしてメールの送信先(通常はSMTPのサーバ)を知ることが できる。そして、求めたIPアドレスに対してSMTPプロトコルで接続し、 メールを送信する。もし相手先ドメインのMXレコードの情報が 得られなければ、あて先がないというエラーになる。 MXレコードの情報は得られるが、メール・サーバへの接続ができなければ、 メール・サーバが(一時的に)ダウンしているものとみなし、 しばらく待ってから再度送信を試みる。
● MXレコードを取得する方法
Windows 2000 やXP では、nslookupコマンドで、 パラメータに「-type=mx」と、対象となるドメイン名を付けるだけで 調べることができます。
Non-authoritative answer: 大元のDNSサーバからの返事ではありませんよ、という意味である。 ここではローカルのDNSサーバが代理で応答してることを示して います。 「preference = 10」という文字列は、MXレコードの プリファレンス値を表している。 メールの入り口となるメール・サーバも多数用意して、どれか1台が 障害を起こしていても、ほかのサーバが代わりにメールを受け取ることが できるようにしているのである。そして、プリファレンス値が小さい方が 優先度が高いということを意味している。


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