Subject   : インターネット・エクスチェンジ(IX)

カテゴリー  : インターネット・通信 


 インターネット・エクスチェンジ (Internet eXchange )
インターネット相互接続点(IXP)ともいいます。
プロバイダ同士が相互に接続する、高速道路のインターチェンジのような 部分のことです。IXPはインターネット・エクスチェンジ・ポイントの略です。 基本的にはスイッチの巨大な集まりのようなものです。 。Ethernetのスイッチングハブを利用して各ネットワーク間を接続しています。
商用プロバイダのインターネット相互接続は、 CIX(コマーシャル・インターネット・エクスチェンジ)とも呼ばれます。 現在日本では、 WIDEプロジェクト が学術的実験として提供するNSPIXP1/2/3(ネットワークサービス・プロバイダ・ インターネット・クロッシング・ポイント)に大手プロバイダが接続しています。 メディア・エクスチェンジ社 もCIXを提供するサービスを行っています。
IXの運用を専門に行なうJPIX(日本インターネットエクスチェンジ)などもあります。 プロバイダ同士は、通常、複数の経路でつながっています。 もし別のプロバイダやインターネットエクスチェンジと1本の回線でしか つながっていないと、その回線に障害が起きて通信ができなくなり、 そのプロバイダのユーザーがインターネットと通信できなくなってしまうからです。 そのため、複数の回線を経由して、複数のプロバイダと相互に接続して、 耐故障性を高めています。

NSPIXPに直接接続する大手プロバイダを一次プロバイダといいます。 もともとインターネットは網の目状(くもの巣状)にネットワークが相互 接続するはずですが、 現状では、大手プロバイダがNSPIXPに相互接続し、その大手プロバイダに 中小のプロバイダが接続するというツリー構造に近い形になっています。

   ⇒ インターネットのしくみ

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