Subject : CPUの主な働き
カテゴリー : パソコン
CPUの主な働き
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CPU
は、「Central Processing Unit」の略で、「中央処理装置」と訳されます。
CPUは、制御装置と演算装置から構成されていますが、CUPの主な働きは、次のとおりです。
- ● プログラムの制御
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主記憶装置に格納されたプログラムデータを取り出して、プログラム内の
命令を解読し、その命令内容にしたがってさまざまな処理を行います。
- ● 演算の制御
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主記憶装置に格納されているデータに対してプログラムで指示されたとおりに、
四則演算や論理演算などを行います。
- ● 入出力の制御
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入力装置や補助記憶装置に対して、どのようなデータを格納するのかを指示します。
また、演算装置による演算結果を出力装置に送る指示を与えます。
機械語命令
- CPUが直接理解できる命令は機械語命令といいます。
機械語命令の種類は、大きく分類すると次のようになります。
- ● 論理演算命令
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論理演算(論理積、論理和、否定、排他的論理和など)を行うための命令です。
- ● 算術演算命令
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四則計算(加算、減算、乗算、除算)を行うための命令です。
- ● シフト演算命令
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レジスタ(CPUが命令を実行するときに一時的にデータを格納する
高速で小容量の記憶装置)の内容を指定したビット数だけ桁移動
させるための命令です。
- ● 分岐命令
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指定された番地にジャンプするための命令です。本来進むべき番地と
外れるような番地へ進行方向を移す場合に用いられます。
- ● 比較命令
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値の大小比較を行うための命令です。主記憶装置上のデータとレジスタの値、
主記憶装置上の2つのデータ同士を比較するために用いられます。
- ● データ転送命令
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主記憶装置とレジスタ間、また2つのレジスタ間でデータ転送を行うための命令です。
特に、主記憶装置からレジスタにデータを転送する命令をロード命令、
レジスタから主記憶装置にデータを転送する命令をストア命令といいます。
- ● 入出力命令
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主記憶装置と補助記憶装置の間、または主記憶装置と入出力装置の間で
データ転送を行うための命令です。
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